韓国人と日本人の違い

参照:呉善花 「スカートの風」

counter
  • 民族が近いので、外国人だという意識が薄れてしまいがちである。そこから互いの思い違いが出てくる。顔つきが似ていても互いに外国人であると言うことを忘れてはならない。
  • 2007年と2013年に、韓国人の呉善花氏は韓国への入国を拒否された。韓国では、他国で韓国人を批判してはいけないという慣習法があるからである。 彼女は純粋に韓国人と日本人を比較しようとしただけなのに入国拒否とは。他国から見ると、韓国は常識を超える国である。
  • いわゆる慰安婦を研究した学者の朴裕河(パク・ユハ)教授が起訴されたり、韓国古代史学者の李丙壽氏の書籍が望ましい韓国史に反するということで告訴されたりする。 韓国では、外国の常識は通用しないということを忘れてはいけない。
1.自己主張
韓国人 日本人
自己主張が強い。自分の自慢をしたがる。 謙虚で控えめ。自分の力をひけらかすことを嫌う。
アメリカで1人の韓国人女性がアメリカ人の女性に「なぜ結婚しないの?」と訊かれてた時、韓国人男子留学生が割り込んで、「because her face is ugly.」(だって彼女はブスだから)と言った。
韓国では親しい間柄では、軽い冗談であるが、他国では「冗談」にならないことがわかっていない。
自文化中心意識が強く、異文化に対する配慮に欠ける。
他に合わせようとするため、自分の意見を強く述べることが少ない。
強い表現を好む。激しいぶつかり合いは日常茶飯事。
輪郭をはっきりさせたがる。きわめて直截な表現でズバリと言う。
「そうだと思わないでもない。」という曖昧な表現をする。
黒白をはっきりする。「曖昧性」をきらう
対立をはっきりさせるために話し合いを求める。
極端を嫌って中間を好む。「曖昧性」が好き
対立を緩和するために話し合いを求める。
薬局で薬を買う時、薬剤師は「これで治ります。」と断言する。 薬剤師は「これで治らなかったら、病院に行ってください。」という。
食事に誘って、「何を食べましょうか」と聞くと、「○○を食べたい」と答える 食事に誘って、「何を食べましょうか」と聞くと、「何でもいいです。お任せします」と答える。「○○を食べたい。」と言った時、 「相手の食べたくないものだったら悪いな。」いう思いがある。
何でも一番が好き。日本がサンシャイン60を建てれば、63ビルを建てる 一番が好きであるが、韓国の物にはあまり関心がない
自分の優位を強調して表現し、他者との差別化をはっきりさせようとする。
美人は目立とうとする。
自分の優位さが表立つことによって他者とのバランスが崩れることを恐れ、できるかぎり平常さを表現しようとする
美人は目立とうとしない。
経済成長をとげたのは我が民族の優秀さを示す。
私がこれだけ努力して会社を発展させたと力説する
懸命に働いたら知らない間に経済成長を遂げた。
みなさんのおかげで会社がこれまでに発展した、と表現する

2.対人関係・上下関係
韓国人 日本人
自分が悪いことをして怒られている時、無言で相手の言うことを聞いていることが「すまない」という心を表す姿勢である。 「すみません」とは言わない 「すみません」と言わないと、「反省の色がない」と感じられる。
マッサージ士のような技能的な仕事は、最も卑しい者が就くものとされる。 マッサージ士は「先生」と呼ばれる。
「難しい本だけど先生が私に読ませたから参考になると思って。」
相手との格差をつけることで、上下関係が作られ、競争心が刺激される。
「先生に読まされて。難しくてよくわからないのだけれど。」
相手との格差がでないような言葉遣いをする。
単刀直入に、「助けて差し上げます。」という姿勢に出る。
助けられる方も、力がある者が助けるのは当然だと考え、感謝はするが「申し訳ない」という気持ちの負担を感じない。
助けてもらう者は、いかに自分が助ける価値のある存在であるかを示す。したがって、謙虚な態度は示さない。
一方的な援助は相手の誇りを傷つけ、失礼になると考え、「よろしかったら援助させていただけませんか。」と援助を申し出る。
助けられる方は、感謝はするとともに、「申し訳ない」という気持ちの負担を感じ、謙虚な態度に出る。
相手との距離をなくし、仲良くなろうとする。
同級生の弁当のおかずを箸でつまんで自分の口に入れる。
知り合いの家に行って、勝手に冷蔵庫を開けて、ジュースを取り出す。
仲間の家に行ってお客さん風に構えるのは失礼なことである。自分の家にいるように振る舞うのがいいことである。
断り無く、おかずを箸でつまんで自分の口に入れるのは馴れ馴れしい失礼な行為である。
友達でも、勝手に冷蔵庫を開けるのは、馴れ馴れしいと、不快に思う。
「韓国は古代以来、日本に対して文化を伝えてやった兄貴分だから、今度は弟分の日本が韓国を助けるのが当然だ。」 援助を受ける方が、「助けてほしい。」と言うべきである。
困っている人がいると、積極的に相手を助ける。お節介だったり、親切の押し売りになることもある。 自分が相手より力があること、自分が相手より上であることを示そうとする。 韓国では助けた者は上に立ち、助けられた者は下に立つ。上下関係をはっきりさせようとする。 「教えてあげたい」と思うが、相手の立場を先に考える。 自分の都合で助けることは、自分が上になり、相手を低く見ることになり、相手に失礼になると考える。
学ぶより教えることが数段好きである。教えることで上に立てるからである。 教えることより学ぶことが好きである。
李氏朝鮮時代の伝統で、学閥重視
初めての人に会うと、学歴の話から始める。
出身大学を誇ることを嫌い、出身地を聞く。
高価な贈り物をする。自分が高いお土産をあげたということを相手がわかってくれればいい。
お返しは義理の帳消しとなるので、嫌な感じを受ける。
交通違反をしても警官にお金をあげれば、だいたい許してくれる。賄賂が盛ん。
贈り物をもらうと、お返しをする。
交通違反をして警官にお金をあげようとする者はいない

3.男女関係・男女差
韓国人 日本人
夫婦の間では、「ありがとう」も「ごめんね」も「お願いします」もない。心が通じているから、必要ない。
「親しき仲には礼儀なし」
夫婦の間でも、「ありがとう」、「ごめんね」、「お願いします」と言う。
「親しき仲にも礼儀あり」
夫婦は一心同体 身内の者を低く、外部の者を高く言うのが礼儀である。
「奥さんはとてもきれいな方ですね」と言われると、「いや、頭の方がだめで、・・・」と言う。
男性は好きな女性に何度も声をかける。女性は自分を魅力的に見せるため嫌な顔をして何度も拒否し無視する。 男性は平然としつこく何回も誘う。女性は長い間焦らせてから許す。 男性は女性に声をかけて断られれば、二度と声をかけることはしない
レストランでは、中年・老年の女性は裏の仕事をする
老婦人がママをやるスナックはない。中年以上の女性は「男を引きつける」ことはできない、女の価値はないと考える。
中年・老年の女性も料理を運ぶ
老婦人がママをやるスナックがある。客は「男を引きつける」魅力があると言う。
2002年の出生時男女比はおよそ110:100で、生物学的正常値と言われる104~107:100を上回っている。 女性は男子を生むことを要求されるため、堕胎が多い 昔は男子を生むことをよしとしたが、今はない。


4.友人関係
韓国人 日本人
友達に奢ってもらった時、「ありがとう」と言われると、嫌な気持ちになる。 韓国人にとって、友達は遠慮のいらない、互いに秘密を持つことのない間柄である。 「ありがとう」は水くさいことになり、友情を無視したことになる。 友達に奢ってもらった時、「ありがとう」と言う。
日本人ビジネスマンと取引がある韓国人の友人が日本人が忙しいと言っても、自宅にやってくる。 相手の負担を背負ってこそ友達であり、相手に負担をかけてこそ友達である お互いに負担を感じることはできるだけ避けようとする
相手に負担をかけると、こちらが負担を感じてしまう。
韓国人の行動は、「親切の押し売り」「余計なお世話」に感じる。

5.ビジネス
韓国人 日本人
ビジネスで、はっきり「no」と言う ビジネスで、はっきり「no」と言わない。人との親和を求めるため、ビジネスでの拒否が人間の拒否にもなるように考えるため。
労働組合の専従者の給料を会社に出させることは、当然と考える。
労働者の自尊心・プライドという発想はない。
経営者であることは誇れるが、労働者であることは誇れない
労働者の自尊心・プライドから、専従者の給料を会社に出させることはあり得ない。
買い物で迷っていると、店員がつきまとって勧めるし、「何で早く買わないの」と、聞こえよがしに悪口を言う。
買わないで店を出ると、背中に罵声を浴びせかけられる
買い物で迷っていても、店員はつきまとって勧めようとしない。お客と共に何がよいかと迷う場合もある。
買わないで店を出ても、店員はお辞儀をして礼を言う
相手によってサービスに差をつける
貧相な姿の者や同国人には、侮蔑的に接するが、お金のある外国人や社会的に身分の高い人には懇切なサービスをする。
ホテルで韓国人が両替を頼むと、嫌な顔をするが、白人が頼むと言われもしないのに受け取りも書いて渡す。
店で「これください」と言っても、店員たちはおしゃべりをやめないが、ミンクのコートを身につけた女性が声をかけると、おしゃべりをやめ、彼女の方へ進む。
どんな相手にもニコニコと接客する
日韓合弁企業で、パートナーとの関係を義兄弟のように考える。契約関係は友達関係とほとんど同じ。
日本の方が力があるので、当面は韓国側を助けるのが当然である。現実には日本側がリスクを負担することになる
「一方的な甘え」と見なし、韓国人は「なんて図々しい」と思ってしまう。
社長は社員に毅然とした態度で接する。気を遣ったり、丁寧な言葉で礼儀正しく対応すると、社員は甘えてきていい気になり、けじめが付かなくなる。社員も対等に扱われたくない。 上下関係が無くなり、きちんと仕事をする気になれなくなってしまうからである。 社長は社員に気を遣ったり、丁寧な言葉で礼儀正しく対応する
韓国人の運転手を家に入れて食事させたら、言うことを聞かなくなってしまった。
「社史」は社長の一代記に多くのページを割いている。 「社史」は客観的な企業史である。
レストランにその店の社長が来ると、従業員は客そっちのけで、社長に敬意を表する レストランにその店の社長が来ても、従業員は客第一で接する。
社長になりたいから事業を興す。そのためすぐに倒産する会社が多い。 自立を目指して小さな事業を興す。
事業に失敗し倒産すると、家族以外は相手にしてくれなくなる 事業に失敗し倒産すると、周りの者が励まして再出発へ力を与える。
社長あっての会社
自分の知っているノウハウを他の社員に教えるのをいやがる。「自分がいないと何も動かない」ということに大きな誇りを感じる。 したがって問い合わせをしても、「担当者がいないのでわからない」という答えが多い。
会社あっての社長
担当者がいなくても代わりの人が答えられるシステムができている。このようなシステムは韓国では自分の特殊性を無価値にしてしまうからと採用されない。
韓国でも「汚い、きつい、危険」の3Kを嫌がるが、理由は何よりも「恥ずかしいから。誇りを持てないから」である。
小学生が将来調理師になりたいと言えば、親はそういう考えをたたき直す。物を作る技術者は卑しいという李氏朝鮮時代からの価値観が今でもある。 小学生の将来の夢は、調理師になりたい美容師になりたい、タクシー運転手になりたいなど。
三国時代にすばらしい陶磁器技術があったが、今に伝わっていない。
日本人が連れ去ったためと言うが、本当は技術者を尊重しなかったためである。
技術者を尊重する
現代自動車のポニーのエンジンは三菱自動車のライセンス生産だったが、「独自開発だ」と言う
商売を何代にもわたってやったという店はない。商店主などは自分の仕事を小さな価値の低いものと考え、後を継がせようとしない。子どもにはもっといい仕事をと考える。 商売を何代にもわたってやっているということが店の自慢、誇りとなる。

6.好み・礼儀・美徳<
韓国人 日本人
鮮やかな原色を好む 淡い中間色を好む
男性は派手なネクタイを身につける。女性は三原色をふんだんに使ったブラウスを着る。
服装の地味さは「けちな人」の印象がある。
地味な服装が多い。
ホステスは強い化粧を施し、派手な色の服に身を包む。それが女らしいセックスアピールだと感じる。 淡い色や地味な色の服を着る。
県知事の名刺は、最高級の紙質で、金箔で県のマークが型押しされ、堂々とした書体で墨書された豪華なもの 県知事の名刺は、薄手の粗末な紙質で、金箔も墨書もない
茶碗を下に置いたままスプーンでご飯を食べる。 茶碗を手に持ってお箸でご飯を食べる。
ニュースキャスターは笑わない。
李朝時代の上流階級の両班が愛想笑いをせず、常に毅然とした態度で人に接することを美徳とした伝統による。
ニュースキャスターは笑ったり悲しんだり、表情に出す。
ソウルのファッション界は、パリのファッションをそのまま取り入れ、韓国の伝統文化とは、関わりを持っていない
外部を無条件に受け入れて、次第に底を失う。
東京のファッション界は、パリのファッションの影響を受けてはいるが日本的である
外部を受け入れながら、底にあるものと混合させていく。
「忙しい」は悪いこと。日本人が「おかげさまで忙しく働いています。」というと、韓国ではとんでもないことになる。「あなたのせいで忙しい」という意味になる。 「忙しい」はいいこと。「おかげさまで忙しいです。」とよく言う。多忙であることに喜びを感ずる。

7.思想・宗教
韓国人 日本人
自分の国を英語で、fatherlandと表記する。父権主義社会 自分の国を英語で、motherlandと表記する。母権主義的な価値観と文化
キリスト教徒が多い。韓国のキリスト教は儒教的な倫理を漂わせている。 キリスト教徒が少ない。神道が何でも受け入れていく日本文化。道教、儒教、仏教、キリスト教も吸収する。
葬儀では、喪主は悲しみを表に表す。張り裂けんばかりの慟哭と涙を押さえることはない。慟哭を専門にする人を雇うこともある。
周りの人と一緒に悲しみを分かち合い、少しでも悲しみを解消しようとする。
喪主は悲しみを押さえ、表に表すことは少なく、顔にほほえみを浮かべることもある。
悲しい心の解消はできるだけ自分の内部で処理し、周りの人々に迷惑をかけまいとする。自分だけ感情をあらわにして、他の人々から孤立することを避けようとする。
牧師は「お祈りして差し上げます」と言う。「お祈りさせてください」と言うのは、頼んでいることになり、弱々しく感じて、牧師に信頼が持てない。 牧師は「お祈りさせてください」と言う
花に話しかけない。 花に話しかける人がいる。

8.言葉
韓国人 日本人
使用者を解雇する場合、「会社を辞めてくれ」と言う。「辞めてもらいたい。」では、相手にお願いしているように聞こえる。 強い自己表現が韓国語の特徴。 「会社を辞めてもらいたい。」と言う。
「誰かがのぞいている」とは言うが、「誰かにのぞかれている」は言わない。
「誰かがのぞいている」は「のぞくのはやめなさい。」という主張につながる。
「誰かがのぞいている」も「誰かにのぞかれている」も使う。
「誰かにのぞかれている」は、「気をつけなさい。」という主張につながる。
乗ろうとしたタクシーに、先の人が乗ってしまった時、「あの人が乗ってしまった。」と、乗った人を非難する 「乗られてしまった。」と、先を越された自分の悔しさを思う
動詞の受身形がほとんどない。受身形は自分が弱々しく感じるので、自分を弱く見せる言い方はしない。 「李さんに私のコーヒーを飲まれてしまった。」はなく、「李さんが私のコーヒーを飲んでしまった。」と言う。 受身形が多く使われる。「李さんに私のコーヒーを飲まれてしまった。」
八百屋で、「よい白菜をください。」と言う
美容室で「きれいにしてください。」と言う。親しさを表す挨拶の表現である。
美容師がきれいにするのは当然のことなので、専門性を信頼していないという嫌な印象を与える。
家具を買って家具を店員に部屋に運んでもらう時に、「あっ、そこ気をつけてね。傷をつけないでね。」と言う。 「偉そうに人に指図する態度」に感ずる。
身内にも尊敬語を使う。
「うちの社長様はお元気にしていらっしゃいます。」
身内には尊敬語を使わない。
「うちの社長は元気です。」

9.韓国人の日本人への対応
日本人は韓国人の下に位置する。常に韓国人に許しを請う存在である。
韓国製の自動車を買った日本人が、故障の相談をしに、ソウルの「消費者センター」に行ったが、「日本人は故障の文句を言う前に、日帝三十六年の支配を謝罪すべきである。」と言われた。
「下にいるべき者が下にいること」を教えてやらなくてはいけないと考え、たびたび「日帝三十六年云々」が出てくる。
ソウルで日本人が靴磨きをしてもらった後、最初に言った値段よりも数倍も高い値段を要求された。「あなたたちは過去に悪いことをしたのだから、そのぐらいは当然だろう。」と言われた。
みやげ物屋で、通常の何倍もの高い値段を付ける。日本人からは高くとって当たり前という感情からである。先祖は先祖、国と個人は違うという考え方は韓国人には通用しない。
ビジネスで、韓国側の責任で日本側が損をしても、当然だと考える。
韓国で日本語の歌を歌うことはむずかしい。日本は悪以外の何者でもない。少しでも日本の善を主張すれば、非国民の烙印を押される。
個人的には尊敬し、好きだという人も多いが、反日的であること、反日的な言い方をすること、反日的に感情表現することは、ひとつの習慣になっている。 日本人は韓国語で「イルボンサラム」であるが、会話では「イルボンノム」と表現することが多い。「ノム」は「奴」「野郎」に相当する言葉である。
教科書のあちこちで野蛮人日本対文化人韓国という比較が語られている。日本の韓国支配の歴史について詳しいが、元寇の時、高麗が日本を侵略したことは載っていない。
日本が経済発展をしたのは、韓国の良い文化を取り上げたからであり、朝鮮戦争のおかげであると考えている。
韓国の経済発展が遅れた原因を考えるのに自らの側の原因を探ろうとせず、日本に原因を求める。日本は責任を転嫁する際の格好の対象となっている。

10.日本人の韓国人への対応
個人的に韓国人に「日帝三十六年」を謝罪する日本人が多い。
人と対立することが嫌いで、対立を避けるため相手に合わせようとする。

link
inserted by FC2 system